喜峰(きほう)

2015-12-21 UP

二世大膳宗慶の道号「喜逢」についてご紹介します。大徳寺江月和尚に参禅していた大膳宗慶が大灯国師の第三百六回の正当忌に当たる寛永十九年(1642)十二月二十二日江月和尚から、その忌日に逢うを喜ぶという意味で「喜逢」という道号が授与されました。そして大灯国師の六百年の大遠忌には11世の宗明宗匠がお献茶を六百五十年には12世宗慶宗匠がそして、昭和五十八年には13世となる宗実家元が献茶をなされ、三代に渡って大灯国師の尊い教えに献茶をもって感謝の意を捧げられ、二百六十年の時を越えて、逢うに喜ぶ日を迎えられたのでした。