9月9日 重陽の節句

2014-9-9

9月9日 重陽の節句

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は9月9日 重陽の節句です。

現在ではあまり馴染みが薄いかもしれませんが
端午、七夕などと同じ五節句のうちの一つです。

古来中国では陰陽の考えから奇数を陽とし
その奇数が重なる日を節句としてお祝いしていました。
そして奇数のうちで最も大きい奇数である9が重なる
9月9日は大変おめでたいとされ、

菊を浮かべた酒を飲んだり
被綿(きせわた)といって、真綿で菊を包み、菊の露や香りの移った
その綿で肌をぬらすなどして長寿を祝いました。

「枕草子」にも
菊の露もこちたく
覆いたる綿などもいたれ濡れ、
うつしの香ももてはやされて…

と着せ綿の様子が記されています。

宗家の稽古場でも、この日には
ご先代が大和絵をもとに再現した着せ綿
をお家元が床の間に飾られます。

重陽の節句

2013-10-13

皆様、ご機嫌よろしゅうございます。

本日は旧暦で9月9日、『重陽の節句』です。

なので本日は菊についてお話いたします。

 

≪花:菊≫

重陽の節句で見られる着せ綿。

菊の花に染料で染めた真綿を着せたものであり、宗家道場でも先月生けられていた。

平安時代の貴族より習慣があり、菊の露が染み込んだ真綿で体を拭うと、無病長寿となるとされていた。

菊は古くから日本人の習慣や、景色の中に深く溶け込み、江戸時代になるとさらに多くの品種が改良され、品評会なども多く行われた。

ちなみに世界には2万種ほどの菊があり、その点を見ても、いかに人間が菊を好んでいるかがわかる。

また食べ物としても知られ、和え物や天ぷら、団子など様々な調理方法がある。

現在でも国会議員の議員記章や、パスポートなどに菊が用いられ、最も身近なところでいえば50円玉であろう。

本日は菊の節句、重陽。

ふと気づくと、道端に野菊が意外と咲いている。