正座

2013-11-24

皆様、ご機嫌よろしゅうございます。

本日は、正座についてお話いたします。

 

≪茶の湯:正座≫

古来より座り方には、跪座(きざ:ひざまずく)、箕距(ききょ:なげあし)、胡坐(あぐら)、立膝、結跏趺坐(けっかふざ:あぐらの状態から両足を交差させた状態で両太ももにのせる座禅時の座り方)など、様々なものがありますが、正座という座り方を用いるのは世界でも日本のみとされています。

しかし、日本においても、正座が一般的な座り方として知られるようになったのは、一説によると江戸中期の元禄・享保頃からと言われております。

それまでは、胡坐で座る事が一般的で、重要な祭典や祭儀があるときに用いられました。

また、他国では拷問時に使用されることもあるほど負担のかかる座り方であり、畳が開発・普及されるまで、日本人にとっても、大変特殊な座り方とされていました。

畳は古事記に初出しますが、一般民家で使用されるようになったのは江戸時代中期以降であり、茶道の広がりと相まって、正座も認知・使用されていきます。

しかし、現代では、畳の部屋が減り、椅子の使用が増え、また学校などにおいては正座が罰則として用いられるなど、正座・畳を取り巻く環境が変化しており、特殊化されつつあります。

茶道とは切り離すことのできない正座というものとの対話が、今後望まれているように感じられます。