つりしのぶ

2014-7-30 UP

7月30日 つりしのぶ

ご機嫌よろしゅうございます。
皆さんは「つりしのぶ」をご存知でしょうか?

釣りしのぶは、山苔を巻きつけた上に
シノブと呼ばれる根茎を巻き付けて、
さまざまな形に仕立てたもので、
これを軒先に吊るして、眺めることで涼をとります。

シノブは山地に育つシダで、乾燥にも強く、
水がなくても「耐え忍ぶ」という意味から
シノブという名がついたとされています。

このつりしのぶは、江戸の中期に
庭師がお得意様へのお中元用に作り始めたもので
江戸の手狭な長屋などでも気軽に楽しめるので
庶民に人気がでて
明治から昭和初期にかけて一般にも広まりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です