松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)

2014-9-18 UP

9月 18日  松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は遠州公と大変交流の深かった
松花堂昭乗についてお話しします。

遠州公の正室の妹が、中沼左京元知の妻となったことで
その左京の実弟であった松花堂との交流が始まります。

松花堂は十七歳で男山石清水八幡に登り、
滝本坊実乗に師事します。

寛永の三筆の一人に数えられ、遠州公、江月和尚との
合作も多く残り、その親交の深さが伺えます。

しかし、松花堂、中沼兄弟はどんなに親しくなった
間柄でも自分達の出自を決して語らなかったと
言われています。

遠州公五歳年少でしたが、遠州公より早く
五十六歳、9月18日に亡くなりました。

その死を悼み、遠州公がこんな歌を詠んでいます。

我をおきて先立つ人とかねてより
しらで契りし事ぞくやしき

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