重茶碗(かさねちゃわん)

2015-1-28

1月28日 (水) 重茶碗(かさねちゃわん)

ご機嫌よろしゅうございます。

薄茶のお点法が一通りできるようになると
次に稽古するのが「重茶碗」です。

このお点法は遠州流茶道特有のものです。
お茶事の薄茶のとき、数人のお客様に
次々とお茶を点てていくための点法で
同じ種類の茶碗を重ねて使用します。

遠州公が伏見奉行屋敷で行った茶会の時は
薄茶の点法は遠州公の家臣がつとめ、
三島茶碗のような平茶碗を用いて
お客様の人数分重ね、何服も点てていました。

重ね茶碗はその形式を更に洗練したもので、
遠州公の切形(見本)に従って作られた茶碗
で現在もお稽古されています。

薄茶のお点法と異なるのは
茶巾・茶筅の仕組み方が茶碗手前になり、
茶筅は穂先を向こうへ出して根元を茶巾に
つけて入れます。
茶杓も重ねた茶碗の上では不安定なため
表を下に向けて茶碗右に乗せます。
茶碗の扱い方も通常と異なりますので
注意が必要です。