瓢箪(ひょうたん)

2014-7-9

7月 9日 瓢箪(ひょうたん)

ご機嫌よろしゅうございます。

夏になると瓢箪がその実をつけ、愛嬌ある姿を見せてくれます。

瓢箪はユウガオの変種とされ
「ひさご」とも「ふくべ」とも呼ばれ、
初夏に白い花を咲かせ、実は昔から器などにして親しまれてきました。
縦に割り、水をすくったりもされたことから
柄杓も「ひさぐ」→「ひしゃく」となり
「ひさご」から由来する言葉ともいわれています。

4月 18日にご紹介しました、遠州公の好む形としても
代表的なもので、禅の教えに通づるものがあります。

小堀家歴代の印にも瓢箪の形が用いられているのも
この教えに由来するものと考えられます。

この瓢箪という字、実は「瓢」と「箪」別々のものであることを
ご存知でしょうか?

「箪」は竹で編んだ入れ物で、これにご飯を入れ器として使う
ものでした。
「瓢」には飲み物を。これがいつしか一つになり、
瓢箪という名称になったと考えられます。
「一瓢の飲 一箪の食」という言葉もあります。

遠州公の愛した茶入 春慶瓢箪(しゅんけいびょうたん)

2014-4-19

4月19日 遠州公の愛した茶入                     春慶瓢箪(しゅんけいびょうたん)

ご機嫌よろしゅうございます。  今日は遠州蔵帳所載「春慶瓢箪」についてお話します。

春慶とは、瀬戸窯の初代である加藤四郎左衛門  (藤四郎)が、晩年に春慶と称してから作ったものであると言われてる 茶入れの一群です。   この茶入は形そのままに、遠州公が命銘したものです。

瓢箪の形については 遠州公の好みの形で昨日ご紹介させていただきました。

お茶会ではおよそ七回使用されていて、第一回を除いて  いづれもお正月に使われています。

瓢箪という形は縁起の良い形です。 また遠州公が好んだ意匠でもあり、  遠州公が関係する様々なところで、この瓢箪の形を目にします。

瓢箪(ひょうたん)

2014-4-18

4月 18日  瓢箪(ひょうたん)

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は遠州公の好んだ形「瓢箪」について。

12日にもご紹介しました
薩摩の窯に注文して焼かせた「甫十瓢箪」
と呼ばれる茶入をはじめ
遠州公は瓢箪の形をとても好みました。

これは禅の教えとも関係があります。
水に浮かべた瓢箪は上から押すと、
一度は沈みますが、手を離すと別の場所に
ぽこっと浮かんできます。

「至りたる人の心は
そっとも(少しも)ものにとどまらぬことなり
水の上の瓢を押すがごときなり」

相手の心に逆らうのではなく、素直に意に従い
しかも自分の心というものは決してまげないという
「瓢箪の教え」からくるもののようです。

茶道具の他に、文様や透かしにも瓢箪を
多く用いています。