遠州公の愛した茶入

2014-10-4

10月 4日 遠州公の愛した茶入
「正木(まさき)」

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は遠州蔵帳所載の茶入「正木」をご紹介します。

この茶入は釉薬のかかり具合が片身かわりとなって
おり、その景色の美しさを正木のかづらの
紅葉に見立てて

深山には霰ふるらし
外山なる正木のかづら色つきにけり
古今集

神無月時雨降るらし
佐保山の正木のかづら色まさりゆく
新古今和歌集

このともに同じような歌意を持つ二首の和歌から遠州公がつけた銘
といわれています。

遠州公所持の後、土屋相模守、細川越中守等の手を経て
現在は根津美術館に収蔵されています。