8月 31日 (月)撫子(なでしこ)

2015-8-31

8月 31日 (月)撫子(なでしこ)

ご機嫌よろしゅうございます。

二十四節気の処暑を過ぎ、暦の上では
夏の暑さも収まり秋への準備が始まる頃です。

秋の七草にも数えられる「撫子」は、
茶花として風炉の時期に活躍する可憐な花です。

「撫でし子」の名の通り、愛らしく、撫でるように
してかわいがる子(女性)というところから
ついたとされています。

うるはしみ 我が思ふ君は なでしこが
花になそへて 見れど飽かぬかも

なでしこが 花見るごとに 娘子らが
笑まひのにほひ 思ほゆるかも

など万葉集には愛しい女性にその面影を重ねる歌が
多く詠まれています。
この撫子は、現在で言う河原撫子を指していました。
中国から渡来した唐撫子(石竹)に対して、
在来種を大和撫子と呼ぶのだそうです。

茶花でも、撫子だと思っていると
実は石竹だったということが時々あります。

しかしどちらも可憐で、夏の暑さを和らげ
秋の気配をさせてくれる可愛い花です。