6月 22日(月)夏至

2015-6-22

6月 22日(月)夏至

夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを

雲のいづこに月やどるらむ

古今集 清原深養父(ふかやぶ)

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は二十四節気の夏至にあたります。
一年で最も昼が長い一日。
つまり、夜が短い一日でもあります。
冬至と比較すると、昼間の時間差は4時間以上
にもなります。

「秋の夜長」に対して「夏の短夜」
とも表される夏の夜ですが、
その「短夜」を美しく歌ったのが
この歌です。

夏の夜は短くて、まだ宵と思っているうちに
明け方になってしまったけれど、
これでは月は一体雲のどのあたりに
宿をとるのだろう

歌の前に「月のおもしろかりける夜、暁がたによめる」
という詞書があります。
短夜にあっという間に見えなくなってしまった、美しい月
その月の名残を惜しんで深養父が詠んだ歌です。

深養父は平安時代中期の歌人で曾孫は清少納言です。

秋の月と比べて、あまり意識されることも
ありませんが、こんな夏らしい趣のある月
を愛でるのもよいものですね。

三伏(さんぷく)

2014-7-18

7月 18日 三伏(さんぷく)

ご機嫌よろしゅうございます。

暑さ厳しい毎日が続きます。
今日は三伏のうちの初伏にあたります。

「三伏」とは一年で最も暑い時期をいい、
昔は時候の挨拶でもおなじみでした。

夏至の後、第三の庚(かのえ)の日を初伏、
第四の庚の日を中伏、立秋後の最初の庚の日を末伏と言い、
この三つで三伏といいます。

「木・火・土・金・水」の5つの性質に分類する
陰陽五行説の由来によると、夏という季節は「火」に、
庚の日は「金」に属し、「火は金を溶かす」
という関係から凶とされています。

和漢朗詠集に

池冷水無三伏夏(池冷やかにして水に三伏の夏無し)
松高風有一声秋(松高うして風に一声の秋有り)

という漢詩があります。

池の冷やかな水には、三伏の夏も存在しない。
松の高い梢を吹く風には、はや秋の声を聞く感がある。

この詩を権十郎篷雪公が書いた掛物が宗家に伝わっています。

夏至(げし)

2014-6-21

6月 21日 夏至(げし)

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は夏至にあたります。
一年のうちで最も昼間の時間が長くなるのが
夏至です。

この日に関西ではタコ、関東では焼き餅を食べる地域も
あり、地域性が表れます。

北欧では白夜が有名ですが日照時間が短いので、
昼間の最も長い夏至は、とても大切な日とされ
様々な国で夏至祭が催されたり、
国中が週末お休みになる国もあるようです。

日本でも近年ではこの夏至の日に
環境に対する取り組みという観点から
短い夜をキャンドルの灯だけですごそうといった
イベントも行われています。