7月 11日(月)正喜撰(しょうきせん)

2016-7-11

7月 11日(月)正喜撰(しょうきせん)

太平の眠りを覚ます正喜撰

たった四杯で夜も眠れず

 

ご機嫌よろしゅうございます。

嘉永6年6月3日(1853年7月8日)江戸湾の入り口である浦賀に、

アメリカの使節ペリーが黒船4隻を率いて江戸湾の入り口浦賀沖に現れました。

当時の人々は初めて目にする黒船に目を奪われたことでしょう。

正喜撰(しょうきせん)と呼ばれるお茶と蒸気船をかけて、

たった四杯のお茶で目が覚めてしまったように、

四隻の黒船を見て夜も眠れないほど動揺する人々の様子を皮肉った狂歌です。

正喜撰とは、当時の高級煎茶の代名詞として知られていました。

宇治川の近く、平安の歌人喜撰法師が隠棲したと伝えられる喜撰洞で採れた煎茶を喜撰と呼び、

その後次々に現れる粗悪品と区別するため、「正真正銘の喜撰茶」という意味で「正喜撰」の茶銘がつけられました。