6月 3日 (水)遠州流茶道の点法

2015-6-3

6月 3日 (水)遠州流茶道の点法
「香所望」

ご機嫌よろしゅうございます。

梅雨の時期、湿気が多くなり過ごしにくく
感じる一方、お香を聞くにはとても
よい環境となります。

今日は通常のお点法の話から離れて
お香についてお話ししたいとおもいます。

最近ではあまり行われることはないようですが
お茶事の際には花所望、炭所望など
お客様に所望をすることがありました。
そのうちの一つに香所望があります。

お香は炭の匂いを消したり、
空気を清浄にするという意味もあり、
炭点法の最中に火中にくべられます。
また香炉を飾る場合もあります。

茶室に入った際、棚に聞き香炉が飾ってあった場合、
お客様は香炉を拝見し、それから香の所望をします。

亭主は自分の香を焚き、その後お客様にも
香を所望するのです。

ですから、本来お茶に招かれた際
所望に応えられるよう、
自分の香を香包みにいれておくのが
茶人の心得でした。