遠州公ゆかりの茶陶「膳所焼」②

2019-3-23

ご機嫌よろしゅうございます。
この地域の瀬田の名をとった「瀬田焼」という焼き物が
茶会等の資料に残っており、
これが膳所焼の前身であったと考えられます。
膳所焼は瀬戸・美濃の陶技を基本とし、ねっとりとした細かい白土に、
鉄錆のような色合いの金気釉を素地にかけ、その上から濃い黒釉や黄色の
飴釉などを景色となるようにかけています。
茶会記などの記録から寛永年間(1624-44)を中心に広く使用されていたことが
知られています。茶の湯の流行にともなって、遠州好みの瀟洒な作ぶりのものや、
京都の茶人などの好みの茶器や切型によるものを焼いたり、
禅宗寺院で用いる斎茶用の天目茶碗を量産していたようです。