落語の中の茶の湯

2017-1-23

1月 23日(月) 落語の中の茶の湯

ご機嫌よろしゅうございます。
新春には初笑いを求める人々で
寄席が活気づきます。

今日は落語の祖といわれる安楽庵策伝について
ご紹介致します。

誓願寺法主でった安楽庵策伝は
遠州公とも交流のあった人物でした。
遠州公の伝書をもとに茶書「草人木」の
編集にも関わっています。

策伝は庶民に仏の教えを優しく
楽しく説くため、いわゆる「落し噺」を
高座で演じて布教しました。
この話をまとめ、板倉重宗京都所司代の求めに
応じて献呈した笑話集が「醒睡笑」です。
うつけ・文字知顔・堕落僧・上戸・うそつきなど、
多様な庶民の登場人物がつくる、豊かな笑いの世界。
のちの落語、近世笑話集や小咄集に大きな影響を与えました。

この「醒睡笑」は8巻からなり、全1039話の滑稽話
が収められています。
その中に今日でも演じられる「子ほめ」「無筆の犬」
「かぼちゃ屋」「平林」「星とり竿」など、
現在に語り伝えられている落語の元ネタとなった話がみられます。