柳緑花紅

2014-4-10

4月 10日 柳緑花紅(やなぎはみどりはなはくれない)

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は春によく掛けられる禅語をご紹介します。

柳緑花紅

11世紀の中国の詩人・蘇軾(そしょく)の詩からの引用です。

柳は緑色、花は紅色。
そのありのままの姿が真実だということ。

柳は緑色をなすように、花は紅色に咲くように、
全てのものを客観的に捉え、あるがままを受け入れよう
ということを説いている言葉です。

時に、禅宗は自己を追究し「無」の境地を目指すことが
目的であるのに、季節の移ろいに目を向ける禅語に
違和感を覚えることもあるようです。

しかし、この柳緑花紅の語のごとく
季節を捉えた禅語は
季節の移ろいに応える自然の姿、ありのままの姿
それこそが真実と教えています。

ですから、
やはり柳が青々として、花が紅に染まる頃
この言葉を目にして、その真理を追求するのが
自然な姿。
季節外れに掛けるのは
それこそ「不自然」なのではないでしょうか。