小堀遠州の茶会

2013-9-26

皆様、ご機嫌よろしゅうございます。
寛永5年9月26日(1628年10月30日)、遠州は茶会を開いておりました。 客は4人。 菅原織部、二村宗林、徳庵、道志。 特に菅沼定芳が御正客として座していることに着目したいと思います。 ちなみに詰客の道志は「いじいじ塗り」の名手として知られ、遠州に認められた後、将軍家茶碗御用の命を受けるようになり、京都の茶道具頭的な地位を占めるほどになった人物で、遠州の茶会には記録に残る限りでも30回も招かれています。 菅沼定芳は、近江国(滋賀県)の膳所城主で3万1100石を領していました。 遠州の茶会には3度参会。 茶の湯を好んでいたようで、定芳が膳所城主だった頃に、膳所焼は遠州の指導を受けており、それに関する書状も残っています。 この時の茶会記を見ると、遠州は膳所焼の茶碗を使用。 ここに遠州の膳所城主菅原定芳に対するおもてなしの心を見て取ることができます。 旧暦の9月26日は、新暦の10月31日にあたり、床には藤原定家の『初雪ノ歌』が掛かっていました。

皆で雪の風情を楽しんでいたのではないでしょうか。