東海道旅日記「神奈川」

2019-8-13

ご機嫌よろしゅうございます。

遠州公が江戸屋敷を出発して一泊目となる神奈川では、
親しい友人からの名残を惜しむ餞別が続々と届きます。

かへりこむと ちぎるもあだし 
人ごころさだめなき世の さだめなき身に

遠州公の返歌から、当時の旅行が現在に比べていかに
心細いものだったかということが伝わってきます。

遠州公の宿泊した神奈川は、東海道五十三次のひとつ
である神奈川宿、日本橋をでて3番目の宿場町で、
現在の横浜駅周辺でした。
この横浜駅、鉄道本数の増加や乗り入れ・地下化、
駅周辺の商業施設の参入などで駅の構造も大幅に変化し、
現在でも構 内のどこかで必ず工事が行われている
「完成しない駅」で、日本の「サグラダ・ファミリア」
とも言われています。

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