東海道旅日記「小田原」

2019-8-19

今宵の宿となる小田原で、思いがけず知り合いが
数人訪ねきて、夜が明けるまで語り明かした遠州公。
一体どんな方が会いにきたのでしょう?
明け方には雨風が激しくなり翌日の箱根越えが思いやられます。

よるなみの聲にめざます かり枕
       忍ぶ別の 夢ぞみじかき

小田原宿は江戸を出て最初の城下町にある宿場になります。
山上宗二が小田原北条氏に招かれたことから
茶の湯も盛んであったようです。
また小田原では釜も作られていました。
天明釜の流れを汲み、釜師・西村道冶が元禄13年(1700)に
書いたと伝えられる『釜師由緒』には
「…天猫文字或は天命と云、小堀遠州公御改名と云う、…」
という興味深い一文が記されています。