小堀宗積先生

2013-11-18

皆様ご機嫌よろしゅうございます。

本日は戸川宗積先生の御命日です。

 

≪命日:宗積先生≫

昭和24年9月5日、先代・紅心宗匠は4年間のシベリア抑留から解放、帰国されました。

その半年後、昭和25年3月19日に、音羽護国寺にて「宗慶」襲名披露の大茶会が開催されました。

そして茶会が終わり、夜の祝膳の時、紅心宗匠の御実弟・宗積先生はご両親、ご姉弟にこのように誓われました。

「己が命ある限り、遠州流茶道発展向上の為に全力を尽くします」

以来、宗積先生は、自己を律した厳しい御姿、分け隔てなく懇切丁寧にご教授される御姿で大勢の方から愛され、紅心宗匠の最も信頼する「宗家事務局長」としてご活躍されました。

 

慶應大学経済学部をご卒業され、その後就職されましたが、紅心宗匠の復員が遅れ、又、生死も不明であったことから、茶道の世界に身を置き、遠州流茶道の組織造りのために力を入れることとなりました。

その身を砕くほどの働きによって、シベリアからお帰りになった紅心宗匠の眼前には、既に「茶道遠州会(現・遠州茶道連盟)」の下地が出来上がっておりました。

今では51支部を数えるほどになった遠州流茶道の発展は、宗積先生の御尽力があったからこそだと言えます。

 

紅心宗匠は、宗積先生を追悼する文の中で、歌を詠まれています。

 

 

「道守り 其の身心を空となし

力つくして 今日ぞ散りゆく」