8月18日(金)茶の湯にみる文様「波文様」②

2017-9-1

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は先週に引き続き、波の文様についてのご紹介を

致します。

波の上ではねる、鯉のような魚の描かれた図柄

これを「荒磯」とよんでいます。

荒磯裂と呼ばれる名物裂には、有名な荒磯緞子がありますが

穏やかな水流と優しい魚の姿をしています。

一方、緞子に比べると知名度の低い荒磯金襴の

水流と魚形は、激しさと厳しさを持ち、

それぞれの裂地の生まれた土地柄や民間伝承を反映して

できた違いと考えられています。

ちなみにこの荒磯緞子ですが、遠州公がこれを好んで茶入の

仕覆としたことから、更に人気が高まったと言われています。

この仕覆の添う茶入は

中興名物 高取鮟鱇茶入「腰蓑」

瀬戸春慶「春慶文琳」

瀬戸金華山大津手本歌「大津」

丹波耳付「生野」

があります