お問い合わせ

徳川家康

4月17日  徳川家康

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は4月17日
徳川家康の命日です。

家康の茶の湯に関する逸話はあまり見当たりませんが、
文禄元年頃の名護屋の陣営で、神谷宗湛を招き茶を振舞ったり、
慶長十六年(1611)には織田有楽斎を招いて楢柴肩衝で茶会を催したなど
当時の日記や文章をみてみると少しはあるようです。

しかし、通常家康が使用していた道具などは比較的素朴なものが多く
信長、秀吉に比べ、茶の湯に熱心であった様子は見受けられません。

江戸時代
家康によってようやく平和の世が訪れ、
それを維持する秩序が必要となりました。
茶の湯は武家の故実・礼法として修むべき教養となります。

この時代、遠州公は大名や、貴族など様々な肩書きを持った
人々が共に茶を喫するための
調和の美の茶の湯を創り出しました。

寛永十三年、将軍家光は、日光東照宮の大増築を行い、
4月17日の家康の命日に参詣しています。

これに随行した遠州公は

日の光 東を照らす 神風は
今日より君の   万代の声

と「日光東照神君」の文字を詠み込んだ和歌を作っています。
遠州公五十八歳の年です。

遠州流茶道連盟
遠州流茶道連盟