2022茶花アーカイブ

霜月

  • 花  獅子王椿 山法師の照葉
  • 花入 小堀遠州作竹二重切 後水尾院献上の品

鎌倉にある一条恵観山荘において茶会を催したときの花です。一条恵観山荘を造営したのは摂政・関白をつとめた一条昭良です。後水尾天皇とは兄弟にあたり、遠州公とも同じ時代である由縁から竹の花入を用いました。椿と照葉が、ほぼ三七〇年前以来の邂逅の喜びを表現しています。