この器は、遠州公が所持していたもので、当時は砂鉢として、盆石あるいは立華等に用いられていたと考えられます。たっぷりと水を入れ、白砂を水中の景色にし、七種の花を清涼感をもって入れました。花留めも、蔵帳の蟹筆架という贅沢な扱いです。