東海道旅日記 下りの記【15】 10月11日 訳文
2021-9-10 UP
11日
熱田を夜深くに出発。鳴海にはところどころに干潟が残り、海面に月の映る様子は、「田毎の月」のように美しく思われた。けれども調子が悪いので駕籠にのる。うとうとと夢を見ているうちに尾張のさかい河を渡って夢からも覚める。しばし休憩して三河の国の池鯉鮒(ちりう)というところに到着した。しばし休んでから、岡崎を過ぎて藤川に到着。此処を夜更けに出発し二村へ。

2021-9-10 UP
11日
熱田を夜深くに出発。鳴海にはところどころに干潟が残り、海面に月の映る様子は、「田毎の月」のように美しく思われた。けれども調子が悪いので駕籠にのる。うとうとと夢を見ているうちに尾張のさかい河を渡って夢からも覚める。しばし休憩して三河の国の池鯉鮒(ちりう)というところに到着した。しばし休んでから、岡崎を過ぎて藤川に到着。此処を夜更けに出発し二村へ。
