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大池寺だいちじ 枯山水庭園

水口にはもう一つ遠州公作といわれている庭をもつ大池寺があります。このお寺は天平年間行基の開山と伝えられ、行基がこの地域の人のために溜め池を造ったことから始まるといわれています。後に臨済宗に改められます。水口城築城に携わった遠州公が、水口築城を祝して作庭したと言われ、サツキの大刈り込みをした枯山水庭園です。書院から見える庭は、宝船と七福神を表した大刈り込み、大海の大波小波を表し、砂紋の白州は水面を、宝船が大海原に浮かんでいる様を表現しているとされています。サツキが咲き、緑とピンクの対比が美しい5月下旬から6月中旬にかけてが見ごろですが、夏は刈り込みの深緑、秋には背後の木々が紅葉し、庭園の白、緑、赤の色が美しく映えます。
平成に入って茶室前に水琴窟がつくられました。四季折々の美しさが400年近くもの間、伝えられ保たれてきました。

大池寺(だいちじ) 枯山水庭園
大池寺(だいちじ) 枯山水庭園
遠州流茶道連盟
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