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9月 16日 (水)遠州流茶道の点法

9月 16日 (水)遠州流茶道の点法
「天目 その(1)」

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は台天目点法についてご紹介します。
この点法は貴人点とも呼ばれる格調高い点法です。
天目台と呼ばれる台に載せ、使用します。

茶の湯の初期、書院式茶礼・台子の茶では全て
天目茶碗でした。
この天目茶碗と天目台は鎌倉時代に中国の天目山
の禅刹に遊学した僧侶が帰国の際に持ち帰ったと
言われています。

他の茶道具が見立てから代用されたものであるのに
対して、天目茶碗は茶を喫する為に作られているため
の道具とも言えます。

遠州公にちなんだものには遠州蔵張所載の
「大名物 油滴天目茶碗」(北村美術館蔵)があります。
この茶碗は、遠州公が寛永十三年(1636)に
将軍の命を受け造営していた品川林中の御茶屋が
完成し、三代将軍家光をお迎えして披露の茶会
を催した折、家光へ献茶するために使用されました。

また遠州公が品川東海寺を始め由緒のあるお寺に
寄進した天目台があり、
その天目台と同じ水仙の蒔絵が施されたものが
遠州忌の際、拝服席で使用されています。

遠州流茶道連盟
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