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11月 11日(水)遠州流茶道の点法

11月 11日(水)遠州流茶道の点法
「茶事について」

ご機嫌よろしゅうございます。

今日から茶の湯の正式な形である茶事について
お話ししていきたいと思います。

茶の湯は禅院寺院で行われていたしきたり、
風習が入っているもので、それは通常の点法の
中にも様々な所作に見受けられます。
そして禅宗でもお客様をもてなす方法として
お茶を点ててしばらく休んでお食事を
お出ししたり、逆にお食事をお出ししてから
お茶を差し上げるといった形式があります。
そのような禅院のおもてなしの心が茶の湯に
結びついてお茶事という形になっていきました。

そのうちのお茶を点てる部分、お点法を日々の
お稽古で行っているわけで、つまり普段お稽古
している点法は、この茶事の一部分を切り取って
いることになります。
そういったことからも茶の湯の醍醐味は
お茶事ということになります。

季節や時の流れ、また人生の節目に際して行われる
様々な意味合いの茶事があり、
また相伴するお客様によっても
どれ一つ同じく茶事というものはなく、毎回毎回
違った形になるものです。

遠州流茶道連盟
遠州流茶道連盟