東海道旅日記 下りの記【01】

2021-1-2 UP

小堀遠州公筆「東海道旅日記」の「下りの記」をご紹介してまいります。
「上りの記」が綴られてから21年の歳月が流れ、寛永19年遠州公64歳での日記となっています。当時の平均寿命が50歳位であったことを考えると多忙な日々を過ごしながらも、大変長寿であったといえます。元和七年の「上りの記」と比較すると、13日であった旅程を10日という急ぎ旅で、書体も心なしか走り書きの様子が感じられます。