毘沙門茶会(びしゃもんちゃかい

2014-10-28 UP

10月 28日 毘沙門茶会(びしゃもんちゃかい)

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は遠州茶道宗家のお膝元
神楽坂・毘沙門天で遠州流茶道の茶会が行われます。

神楽坂の毘沙門は今から200年ほど前のの火事により、
この地に移転してきました
これによって当初は殆ど武家屋敷だけだった神楽坂界隈に
お店や民家が増え、華やかな街になっていきました。

毘沙門天はサンスクリット語(インドの古語)で
「ビシュラバナ」と表記し、この音写が「ビシャモン」
になります。
「全てを聞く」という意味を表し、参詣者のお願いも
よくきいてくださるとのこと。
境内の素敵な眺めでお抹茶を楽しんだ後
毘沙門様にご祈願されてはいかがでしょうか?

また同日、ご宗家には各国のミスインターナショナルが
茶道をはじめとする日本文化の体験に来ています。

11月11日に東京で行われるミスインターナショナル世界大会では昨年に引き続き
御家元が審査員を務められます。

豊臣秀吉

2014-8-18 UP

8月18日 豊臣秀吉

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は8月18日 豊臣秀吉の命日に当たります。

秀吉と小堀家との所縁は深く、
浅井家が滅亡した天正元年以後、
秀吉が長浜在城の際、
出家の身であった遠州公の父・新介公を、見出して還俗させたと
いわれています。

昨日、また5月25日にも触れました通り
天正4年には信長に初めて茶道具を拝領し、6年に初茶会
その後は数々の大規模な、華やかな茶会の記録を残します。

異例の出世、天下取りの野望を果たしながら、
その後は幼い我が子の前途を案じて
慶長三年(1598)  六十三歳で、こんな歌を残してこの世を去ります。

露と落ち 露と消えにし 我が身かな
浪速のことは 夢のまた夢

遠州忌茶筵

2014-3-9 UP

3月9日 遠州忌茶筵

ご機嫌よろしゅうございます。
本日3月9日は流祖遠州公を偲び
東京美術倶楽部において、
遠州忌の茶会がとり行われます。

遠州公のご命日旧暦2月6日にちなみ
新暦の3月第二週日曜日に
茶会を行います。

映画「父は家元」にもありましたが、
大床脇の厨子には流祖小堀遠州公の尊像が祀られ
お家元が遠州公に献茶をし、その後
天目茶碗にてお茶をいただきます。

お家元はじめ、門人一同
流祖遠州公に想いを馳せ、偲ぶ
ひと時です。
【告知】
映画 父は家元 【舞台挨拶】
金沢 シネモンドにて御家元舞台挨拶がございます。

3月15日(土) 2回目(17:25~)の上映前に行います。

官兵衛

2014-3-2 UP

3月2日  官兵衛  本能寺の変

ご機嫌よろしゅうございます。
日曜日は大河ドラマ「官兵衛」の
時代のお話しを毎週お送りしています。

本能寺の変前夜には
信長の宿泊所であった本能寺で、
公家、寺社、商人を招いて
収集した50点程の名物茶器
を披露する茶会が開催されています。

これら道具の大半は
戦によって服従・和睦のしるしとして
敵将から入手したもので、
信長の権勢を見せ付けるための茶会でもありました。

信長は茶の湯を武野紹鴎に学んだと言われています。
そしてその後、津田宗久や千宗易(利休)を茶頭とし
権力の証としての茶会を何度も開きました。

この光秀の急襲により
青磁茶碗「松本」
茶壷 「三日月」「松島」
など本能寺、信長と共に多くの名物が
消失しました。

【告知】

映画 父は家元
福岡中洲大洋での上映は、7日まで
上映を延長しております。

映画 父は家元 公式ホームページ