8月24日(月)地蔵盆

2015-8-24 UP

8月24日(月)地蔵盆

ご機嫌よろしゅうございます。

8月24日は地蔵盆の日です。
関東ではあまり馴染みのない行事ですが、
関西ではお盆と同様広く親しまれています。

これは地蔵信仰の歴史の違いによるもので
京都では室町時代に地蔵盆が大流行した一方
東京では江戸時代になって、ようやくお地蔵さんが作られた
のだとか。

子供の守り神である地蔵菩薩。
そのお地蔵様の祭りを地蔵盆といい
地域によって日にちは異なりますが、
縁日のある二十三、二十四日に行われることが
多いようです。
子供たちがお地蔵様をおまつりし、
お菓子をもらったり、盆踊りが行われたり
楽しい一日を過ごします。

また道に立つお地蔵様を綺麗に洗い、
新しい前垂れをつけ、お飾りを添えます。

地蔵盆が終わると、夏休みも残りわずか
楽しい日々はあっという間に過ぎて行き、
どこかもの寂しい気持ちになります。
静かに季節は変わっていき、
もうすぐ秋の訪れです。

5月 20日(水)遠州流茶道の点法

2015-5-20 UP

5月  20日(水)遠州流茶道の点法
両名物(りょうめいぶつ)

ご機嫌よろしゅうございます。

濃茶で使用する茶入には名物とよばれる
ものがあります。
丸壺や茄子、文琳等の 名物茶入は盆にのせて飾り
お点法でも盆にのせて使用しますが、
肩衝など背丈のあるものや、大振りのものは
点法の時は盆にのせたままでは不安定なため、
盆にのせずに扱います。

その際は初入りでは、盆にのせた状態で飾っておき、
後入りで濃茶の点法の際に盆から外し点法します。

そして茶碗も名物並の道具を使う場合
行われるのが、この両名物という点法です。

茶碗に使い袱紗を折って入れ、「へだて」とします。
その上に茶入をのせて、この状態で
棚の上に飾り付けお点法を始めます。

この点法は棚に茶碗と茶入を飾りつけるため
小間では台目、広間では棚を使用します。