今日は19年に一度の特別な日です

2014-12-22 UP

12月22日  今日は19年に一度の特別な日です

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は冬至(とうじ)。
そして旧暦の11月1日。
この11月1日が冬至にあたることを
朔旦冬至(さくたんとうじ)と言って、
19年ごとに1度巡ってくる大変おめでたい日として
宮中などでは祝宴が行われていました。

旧暦は月の満ち欠けにより作られていて
月の始まりが新月に当たります。

一方、冬至は一年で最も日が短い日。
この日を境に日の長さは徐々に長くなっていきます。

「朔」は新月、「旦」は朝や夜明け、
つまり太陽が昇ってくるときという意味なので

このような太陽が復活するおめでたい日と
月が復活するおめでたい日が重なるのが
「朔旦冬至」というわけです。

次回の朔旦冬至は2033年です。

今宵は月を眺めてみませんか?

2014-8-21 UP

8月 21日 今宵は月を眺めてみませんか?

ご機嫌よろしゅうございます。

十五夜に限らず、特定の月齢の月が出るのを待ちながら
飲んだり食べたり、宴を開いて楽しく過ごす

そんな「月待ち講」という
行事が江戸時代に流行しました。

特に旧暦7月の26日、

人々は飲んで騒いで楽しいひと時を過ごしながら
二十六夜の細い下弦の月が出るのを
待ちました。

明るい電気と絶えず流れるテレビの映像に
つい見入ってしまう現代とは比べものにならないほど
時がゆったりと流れ、
豊かな楽しみ方だなあと感じます。

今日はその二十六夜です。
月がでるまで宴会を…とまではいかずとも
お休み前にほんの少し夜空を見上げてみませんか?