薬師寺 花会式

2014-3-31 UP

3月31日  薬師寺 花会式(はなえしき)

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は奈良の薬師寺にて花会式が行われます。

正式には「修二会」といわれ、
三月末~四月の初めに七日間、
練行衆により懺悔を中心として昼夜に繰り返し行われる、
奈良・平安時代より続く行法です。

この修ニ会は奈良の色々なお寺で行われています。
例えば3月12日にご紹介した東大寺のお水取りも、
修ニ会の行事の一つ。
薬師寺修二会には十種の造花がご本尊に供えられるところから
「花会式」と呼ばれ、お水取り同様、奈良に春を告げる行事
として親しまれています。

嘉承2年(1107)に堀河天皇が皇后の病気平癒を
薬師如来に祈られ、その霊験を得て病気が回復したため、
10種類の造花を作り供えたことが
現在の華やかな「花会式」の始まりとされています。
現在の花会式においては、御家元がお献茶をご奉仕されることもあります。

また、例年 戸川宗彬先生が添釜をされていらっしゃいます。

修二会

2014-3-12 UP

3月12日「修二会(しゅにえ)」

ご機嫌よろしゅうございます。
今日3月12日は
奈良東大寺において「修二会」が
行われます。

修二会は「五穀豊穣」などを願って祈りを捧げ、
人々に代わって懺悔の行を勤めるものです。
前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、
準備期間を加えれるとその勤行は3ヶ月に及びます。
天平勝宝4年(752年)以来一度も途絶えることなく
続いてきました。

3月12日深夜、
二月堂では「お水取り」の勤行が修法されます。
境内の若狭井(わかさい)の井戸から、
観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」
を汲み上げる儀式です。
このことから修二会は俗に「お水取り」とも言われます。

この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)
の道明かりとして、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、
堂内回廊を駆け巡ります。
この様子は例年テレビでも紹介され
奈良の春を告げる行事として有名です。

以前この夜を徹して行われる勤行を拝見する機会があり
体を打ち付けて懺悔する五体投地、神名帳・過去帳の読み上げ
声明などを直接聞く貴重な体験ができました。
ただし深夜の寺院はとても寒いので、お越しになる方は
十分に防寒対策を。

この時期、修二会で仏前に飾られる
紅白の花弁の造花の椿「糊こぼし」
に見立てたお菓子が
奈良のお菓子屋さんに並びます。

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4月12日(土)~25日(金)
東京会場:シネ・リーブル池袋  http://www.ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/
東京都豊島区西池袋1-11-1 池袋ルミネ8階(池袋駅すぐ側)電話03-3590-2126
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)

【埼玉会場】
4月12日(土)~18日(金)
所沢:新所沢レッツシネパーク  http://www.ttcg.jp/lets_tokorozawa/
埼玉県所沢市緑町1-2-1新所沢PARCO+Let’sLet’s館4階 電話04-2998-8000
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)

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