8月1日(月)宗家道場の床の間拝見

2016-8-1 UP

8月1日(月)宗家道場の床の間拝見

ご機嫌よろしゅうございます。
今日から8月に入りました。
8月の異名は葉月
一説に木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」から
由来するといわれています。
旧暦では1ヶ月ほど隔たりがありますので、
現在の8月のこの暑さからはまだ実感がわきません。

さて、今月の宗家道場の床の間です。

床 宗中正優公筆 其心庵宗明師加筆
素瀧絵賛

花  蝦夷透百合 桔梗 九蓋草 虎の尾
河原撫子 水引 矢筈芒
花入 古銅 釣舟

この掛物は宗家に伝わる宗中公が書かれた瀧の絵に
後年、宗明宗匠が岩を加筆し、好みの表装をされた
ものです。自然の厳しさと、神秘的で引き込まれる
ような温かさを感じさせてくれます。
宗明宗匠が書き加えた岩角を打って流れ落ちる水は
夏の涼しさを感じさせます。
素瀧