7月 22日(水)遠州流茶道の点法

2015-7-22 UP

7月 22日(水)遠州流茶道の点法
「  大板(おおいた)」

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は大板についてご紹介します。

大板は台子の地板を半裁した寸法で
一尺四寸四方(約42センチ)の板です。
小板ではなく、棚物と同様と考え、
柄杓蓋置を飾ります。

暑さの厳しいこの季節は
風炉と釜が一体になっている切合せ(きりあわせ)が、
火気を外にださないため
よく用いられます。
特に盛夏の時期にはより小ぶりな切合が
用いられることがあり、
この切合せを大板にのせて使用します。

先述のとおり、柄杓蓋置は大板に飾り
水指は細めのものを使用します。
また風炉の位置が通常より体に近いため
柄杓の柄も風炉用より短い合柄杓(あいびしゃく)
を使用します。