芋茎(ずいき)

2014-9-30 UP

9月 30日 芋茎(ずいき)

ご機嫌よろしゅうございます。
今日はこの時期が旬の芋茎のお話を

芋が収穫される秋、その芋の茎である
芋茎も様々な調理法で頂きます。

この芋茎、平安時代には「いもし」と呼ばれていた
ようですが、「ずいき」と呼ばれるようになったのは
夢窓疎石の歌に由来するという説があります。

いもの葉に置く白露のたまらぬは
これや随喜の涙なるらん

随喜とは仏語で大いに喜ぶなどの意味があります。
芋の葉の上に溜まった雨露はしみ込まず、
大きな雫となって葉のふちから滴り落ちます。
これを神仏の恵みを喜ぶ感激の涙と捉えた歌です。

京都では「ずいき祭」とよばれる有名な北野天満宮の
お祭りが10月1日から行われます。
ずいきやその他の野菜で飾ったお神輿が加わり
その収穫に感謝します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です