雪舟

2014-2-18 UP

2月18日 雪舟

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は2月18日
室町時代の禅僧画家・雪舟の命日です。
(雪舟の命日については諸説あります。)

今日はこんなお話をご紹介します。

岡山県の宝福寺という禅寺で
禅僧になるため、幼くしてこの寺に入った少年が、
絵を描いてばかりいたことに腹を立てた住職が
少年を本堂の柱に縛りつけます。

夕方になって、本堂を覗いてみると
少年の足もとで一匹の大きな鼠が動き回っています。
住職は危ないとそれを追い払おうとしましたが、
実は少年がこぼした涙を足の親指につけ、
床に描いた鼠でした。
まるで生きているかのように描かれた鼠が
動いているように見えたというわけです。

それ以後、住職は少年が絵を描くのを
決して戒めなくなりました。
この少年が幼き日の雪舟です。

この話は、江戸時代初頭
狩野永納の著した『本朝画史(ほんちょうがし)』に記されており
昔は国語の教科書にも載せられていたそうです。

お話自体の真意はさておき、
子供の頃から、その才能の覚え高かったのでしょう。

雪舟の有名な作品に
「秋冬山水図」(国宝・東京国立博物館蔵)
「天橋立図」(国宝・京都国立博物館)
「楼閣山水図」(重要文化財・京都国立博物館蔵)
などがあります。

【告知】

横浜ニューテアトル・福岡中洲大洋で映画「父は家元」  28日まで上映延長!

上映時間

◎横浜ニューテアトル (1)11:00~

◎福岡中洲大洋 (1)10:15~(2)12:10~

22日以降は未定

映画 父は家元 公式ホームページ