2月 18日(水) 蓋置

2015-2-18 UP

2月 18日(水) 蓋置

ご機嫌よろしゅうございます。

濃茶で使用する蓋置は基本的に青竹の
「引切り」を使用します。
(書院で棚を使用する場合などは
砂張などの蓋置を使用する場合もあります。)

これは、その点法一度きりのために用意された
ことを示し、その竹の青さが「清浄」を表します。
これは本来木で拵えたものの多くに当てはまることで
茶筅や柄杓、黒文字なども、使い切りとして
作られたものでした。

竹蓋置は、武野紹鴎が節合一寸三分に切り、
面桶の建水とともに水屋に使っていたものを、
利休が一寸八分に改めて茶席に使用したといわれています。

蓋置に使用される真竹は、一本の竹が2~3m程で
その内節は2~3個ほどしかありません。
普段何気無く使用している大変貴重なものです。