遠州公の愛した茶入 春慶瓢箪(しゅんけいびょうたん)

2014-4-19 UP

4月19日 遠州公の愛した茶入                     春慶瓢箪(しゅんけいびょうたん)

ご機嫌よろしゅうございます。  今日は遠州蔵帳所載「春慶瓢箪」についてお話します。

春慶とは、瀬戸窯の初代である加藤四郎左衛門  (藤四郎)が、晩年に春慶と称してから作ったものであると言われてる 茶入れの一群です。   この茶入は形そのままに、遠州公が命銘したものです。

瓢箪の形については 遠州公の好みの形で昨日ご紹介させていただきました。

お茶会ではおよそ七回使用されていて、第一回を除いて  いづれもお正月に使われています。

瓢箪という形は縁起の良い形です。 また遠州公が好んだ意匠でもあり、  遠州公が関係する様々なところで、この瓢箪の形を目にします。