初観音

2014-1-18 UP

1月18日 初観音

「初観音紅梅焼きのにほひかな 」

昭和初期の俳人
川端茅舎(かわばたぼうしゃ)の俳句です。

1月18日の今日は初観音。
一番最初の観音菩薩の縁日です。
この日に観音菩薩をまつる各寺院で
縁日が開かれ、参詣者でにぎわいます。

また俳句では新年の季語に使われます。

「紅梅焼」 は江戸時代、浅草
浅草寺の境内にあった紅梅にちなんで
作られた梅の花の形の小さいお煎餅のことです。

「新年を迎え、初観音の日に浅草寺の参道を歩いて
いると、紅梅焼きの香ばしい匂いがした。」

といったところでしょうか。

ちなみにこの「紅梅焼」
現在では一軒、看板にその名を残すのみで
実際には売られていないようです。

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