10月 17日(月)茶の花

2016-10-17 UP

10月 17日(月)茶の花
ご機嫌よろしゅうございます。

晩秋から冬にかけて、お茶の木に
白く可愛らしい花が咲きます。
爽やかな香りが秋の風にのって運ばれます。

しかし原因は不明ですが、お茶の木は花が多いと
翌年の作柄がよくないといわれ、茶農家の方には
あまり喜ばれないようです。
茶の木はツバキ科の常緑低木で、開花後一年
かけて果実が成熟し、翌年秋に3個の種子ができます。
この種子の寿命は短く、夏を越すと70~80%は
発芽力を失うといいます。

そのため栄西禅師が宋から茶の種子を伝えた際
いったん肥前国背振山に仮播種し、数年後に
取れた種子を栂尾の明恵上人に譲り渡したと
考えられています。
このため佐賀県と京都の二箇所に日本最古と
言われる茶園が存在するのだそうです。