花 寒菊 キササゲ 花入 古銅 龍耳
かつて、父が歳暮の茶事でキササゲを生け、客人に絶賛された事がありました。いつか 私もそのような扱いをしたいと思い、たびたび挑戦してきましたが、なかなか思うよ うな花にはなりませんでした。どうしても父の入れた花の残像が、私の頭から離れず 苦心を重ねてきました。 この花は、ようやくその姿からやや脱却できた気がしているものです。寒菊との取 り合わせの中に、自分らしさが少々表せたのではないかと思っています。